WEB研修「在宅ワーク」という働き方8.自営だからこそ自衛。
仕事を始めると思いもかけないトラブルに見舞われることがあります。私は幸いにも良いお客様、お取引先様に恵まれてきたと感じますが、いい加減な仕事を納めぬよう出来る限りの注意をしています。それでももっとこうすべきだったかと反省することしかりです。
これから在宅ワークを始めようとやる気になっている人にネガティブなお話は極力避けたいと思っていますが、実際に避けて通れないことなので、今日はトラブルとその対処法について思うところを記します。
事業者にとって一番避けたいのが、報酬の不払い・減額の事態に陥ることですね。SOHO対象のアンケート調査によると、トラブルの内容トップ3は、仕事の出来具合、仕事の納期、報酬の支払い、となっています。
明らかに自身に非がある場合、発注先(クライアント)に悪意がある場合を除けば、トラブルが起きる最たる原因は、曖昧な受発注にあると思います。
そこでトラブルを予防するための三大ポイント。
1.打合せ、交渉をしっかりと行う。(気になることは尋ねて相互理解を深めておく。確認しきれていなかったことでトラブルが起きた場合は、自身の不足としてかぶるぐらいのつもりで。)
2.契約内容を書面で交わす。(見積書・契約書・受注確認書など)
3.在宅ワークといえども報告・連絡・相談はかかさない。
さらに受注の際の確認事項として細かいことですが、
1)仕事の内容 2)報酬金額 3)納期、納品先、納品方法 4)お支払い期日 5)お支払い方法 6)諸経費の取り扱い 7)イレギュラー発生時の取り扱い 8)その他ご要望 をチェック。
発注先が言ってきてくれるだろうと安心していると、忘れられていることもあります。また急ぎ仕事だった場合、納品先や納品方法を間違えてしまうと致命的なミスに。お支払い期日は発注先の締め支払日に合わせることが多いですが、立替払いの金額が多い案件や長期に渡る案件の場合は確認や交渉をしておかないと手元資金が回せなくなる可能性もあります。諸経費というのも案件によってはあなどれません。遠方の場合の打合せの交通費、制作物を納める際のコピー代や媒体代金、資料や制作物の配送費、などで気がついたら報酬額がなくなっていたという先輩在宅ワーカーさんの失敗話もありました。8)その他ご要望は必ずしも確認しなければならないことではありませんが、私の経験上では確認して良かったことが多いので。なぜかというと、その業界の商慣習上こうなっています、というこちらが気づかないことや、また発注先の本当のニーズがわかることがあるからです。
このように取引時(特に受発注時と完了時)に少し丁寧に気をつけることで未然に防げるトラブルがあります。
それでもトラブルが起きてしまった、その時は・・・・誠心誠意できることはやって、腹をくくりましょう。それしかないかと。
ただ自身に非があるとは思えないトラブルで泣き寝入りしているケースも少なくないようですので、1人で悩まずに専門家や専門機関に相談してみませんか。各地域の行政機関には必ず中小企業の経営支援をやっている部署があります。例えば大阪市の あきない・えーど(居住地に関係なく相談可能。インターネット相談もあります。無料。)
また弁護士会の実施している法律相談は1回30分5,250円。
発注先が代金を支払ってくれない場合は、「内容証明郵便」にて支払い催促を行ってみる方法や、少額訴訟制度を検討されてはいかがでしょうか。
日々一所懸命取り組んでいる仕事だからこそ、トラブルで台無しにはしたくないですから。
