みらきょーシンキング
比較文化論の試み
吉住|みらきょーシンキング|2010年01月23日(土)07:50
Tag: 無用の用
お正月に表題の本を読みました。
著者は山本七平氏で講談社学術文庫から発行されています。
100ページにも満たない薄い本です。
「日本人と他国の人とはどうも考え方にかなりの違いがあるようだけど、具体的にどこが違うのだろう、なぜ違うのだろう」ということが知りたくて、配偶者が他国の人であったり、外資系企業に勤める友人によく尋ねていました。
また、K先生より
「日本文化について単にその作法を教えるだけではなく、異国との違いから学生に気づかせる講義こそが求められる」
というお話を伺い共感したことから、何か勉強できる書籍はないかと探してこの本に行き当りました。
「こうしなさい」とはっきり書いていないようでいて、全体に渡ってチクチクと刺されるような感がありますが(笑)私にとってはビンゴ!の内容でした。
「臨在感」の差があること、「思想闘争」が存在しなかったこと、等によって日本固有の文化が形成されたことが説明されています。
自己を確立し、世界の中の一民族として存続するためには、日本文化についてロゴス化(言葉に)することから逃げていていいのでしょうか、と問いかけられています。
*臨在感とは・・・ある対象の背後に、何かが臨在するという感じ。
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