「先読み力」と「図解力」|未来教育設計

みらきょーシンキング

「先読み力」と「図解力」

吉住|みらきょーシンキング|2006年05月19日(金)18:43
Tag:

東北大大学院医学系研究科の動物実験で、「先読み」の能力に脳の前頭前野が深くかかわっているとWEBNEWSになっていた。「先読み」とは問題解決の手順をあらかじめ読む力のことらしい。

さらにこの研究を進めて、脳が「先読み」する仕組みを解明して複雑な問題を一瞬で解決する人工知能や、認知症の治療法の開発に役立てるのが目的、と記載されていた。

「将棋やチェスなどで瞬時に数手先まで読む」ことが「先読み」力の例として挙げられていたが、実はこの能力は、私の仕事である教育プログラム設計や経営支援にも欠かせられない。例えばこういう場面で脳を使っている気がする。

・教育プログラムを設計する際に、これの次にこれを話したら、受講生はこう考えて取り組んでくれて、こういう疑問が起きるから、考える力が促進されて、、、と手順とタイミングに注意を払って作る。

・事業計画をチェックする際に、これを実施したらこうなって、ここでこういうリスクもあって、、、とトレースして、一つの結論(仮定)を出す。

そう考えると「社会で使える先読み力」は「基本ルール(セオリー)」+「事例の経験値」で徐々に高められる、と言ってはどうかな。
つまり前頭前野をゲームなどの反復訓練で鍛えることで、この脳部位が持つとされている機能(思考力・集中力・意思決定力等)を高めることができ、「先読み」力の基礎がつく。さらにある一定の経験値が混ざり合うと、社会生活で使える真の先読み力にまで進化する、と私なりに理解した。

企業の2007年問題では技術力を持った団塊世代の大量退職が言われているが、この「先読み力」を持った人財が減ることでもあると思う。

もう一つ社会生活で大いに役立つと思っているモノ(能力?)がある。

「図解力」?

先日頼まれて、ある方の執筆原稿を図式にして表すという作業に取り組んでみた。本の内容が「子どもの考える力を伸ばす教育」の話で、読んでいただきたい方がお母さん達だということで、せっかくの素晴らしい話であるならば、それがより理解されやすく印象に残るためにイメージ図があったら最高なのでは!というのが事の起こり。

やってみて・・・苦しく、楽しかった。 お人の文章を図に転換するため、自分の文章を転換するよりもずっと時間がかかるのが難点ですが。

これまで仕事の企画書や発想メモをまとめる際などに活かしてきたが、
ある時、senbeiさんに
「文章を図解化するそのよしゆーの能力はすごい!」と言ってもらい、

企画提案書をともに作った人から
「この図解が非常にわかりやすい」と言ってもらい、

今回、執筆された方から喜んでもらい、

「ああ、自分の能力のひとつに数えられるぐらいまで成長したのかな。」と思った次第。発展途上ではありますが。

はて、この力はなんなんでしょう?

私は結構役立つ能力だと思っている。それに誰にも芽があって開発進化が可能と思う。なぜなら私も後天的に身についたようだから。例えば、

仕事の質を高めるために発想図法の書籍を読んで試し、自分が使えるものを探した。また複雑な文章は図に変換する作業を時間が許す限りやっている。おかげでにぶい頭の動きがまっしになった。 しかしこの訓練だけでは、こうならなかったかもしれない。

そういえば・・・と思い出すのが、小学校1・2年の国語の時間。
不思議なことにK山先生は、教科書を読んで感じたことを絵に描く時間をとってくださった。図工の時間じゃないのになんで?と思える所だが、じっとして考えるのが苦手な私にとっては願ってもないラッキーなこと。私は嬉々として、国語の本で読んだイメージを膨らませて絵にするのに没頭していた。何時間でもやりたかった。

夢見がちな子どもにちゃんと授業に集中させる策かと思っていたが、もっと違うK山先生の意図が含まれた教育手法だったのかしら。

そんな子どもの頃の、自ら進んで取り組んだことや出来た喜びが、この力を伸ばす背景になったのではないかと思うのです。

雀百まで踊り忘れず。

TrackBack URL:http://www.miraikyoiku.jp/weblog/193.tb

トラックバック

トラックバックはまだありません。

コメント

senbei|2006年05月24日(水) 00:15

よしゆーさんの図解能力をすごい!と言ったsenbeiです!

私もそれを見習い、その発言以降、図解に心がけています。
senbeiのやり方はまず時系列に図解し、その後、重複キーワードを消していくことによって、重要キーワードが浮かび上がってきます。
まだまだ、よしゆーさんにはかないませんが、自分の頭の整理と、人の話を聞くときに、ポイントが共有できるので、今後も図解トークを心がけようと思っています!

よしゆー|2006年05月26日(金) 09:27

どんな感じになるのか今、想像しています。senbeiさんのやり方に今度挑戦してみますね。

図解トーク・・・新用語誕生ですね。(笑)

エントリーキャッチバナー

カテゴリー

タグ

関西 沖縄 市場視点 地域活性化 就業教育 無用の用 起業家支援 就労支援 関東 働き方 中四国 九州 学び支援 東北 北海道

最近の記事

コメント&トラックバック

拠点新たに直往邁進
自営型テレワークの潜在能力
初日の出
ウシ馬マークのポートアイラ..
遊学舎が沖縄で生まれました。

未来教育設計メニュー