人はすべからく事上にあって磨くべし|未来教育設計

みらきょーシンキング

人はすべからく事上にあって磨くべし

吉住|みらきょーシンキング|2006年04月29日(土)18:15
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独立してからの6年間に出会った人は、同業の専門家、経営者、起業家がほとんどで、ビジネス社会で経営に関わる男性が多かった。そして昨年からは、教育関係者、女性のエンパワーメントや就業を推進する人、子育てや自身の再就職に関わる人に積極的にお会いするように意識している。理由はその方々の意見を伺って自社の「人材育成プログラム」を磨く為であり、独り善がりのサービスになる危険を回避する為。

自身が行った現場ではこうだったけれど、違う現場ではどうなのか、を学ぶことはとても有意義なことだと思う。次に自分で行う際に、自分の考えだけでなく他者が実践で納得した考え方からも視点を変えて検証することが出来る。それでも予想だにしないことが起きるのが現場であるが、検証を常に繰り返しておくことで直感が冴えるので、かなり対応範囲が広がる。ただたまに集中しすぎて疲労困憊しているけど。(笑)

昨日お会いした神Dさんは色彩演出家であり教育プランナーであり、20数年の英語指導を踏まえて新しい教育法を開発され、現在は論理思考力を育てる教室を9年間続けていらっしゃる。神Dさんと私は、手法や渡ってきた現場にかなりの違いがあるはずなのに、話が繋がる点が多々ある。人の成長に関わる仕事をしている人は表現手法や優先順位は違っても、深層でつかもうとしているモノは同じなのかもしれないと感じた一瞬だった。

昨年度、キャリア教育を学校現場に広げるお仕事を一緒にしたU原さんはそのプロジェクトでの実績が認められ、沖縄タイムズで教育カリキュラムデザイナーとして記事執筆をしている。記事を仕上げるのに四苦八苦しているそうだが、とてもわかりやすく彼女らしい活き活きした記事だと思う。
残念ながらその地元紙を関西ではご覧になることはないと思うので、当ブログでご紹介させていただく。↓↓↓↓↓

〇「育てる活動」の充実を。「教」と「育」のバランス

 前回は「教える」から「育てる」というテーマについてお話しましたが、今回はそのバランスについてお話しいたします。
 私たちが実施しているキャリア教育事業では「教育」という言葉にこだわり、「教」=「教える活動」と「育」=「育てる活動」に明確に分けて研究を進めています。
 「教える活動」は、従来の学校で教えている国語や算数など、教えれば教えるほど点数が上るようにサポートすることができます。一方で「育てる活動」は、やる気や創造力、コミュニケーション力など教えることで伸びるというわけではなく、子ども自身が身に付けていくものだと考えています。そのためには「体験」という大切な条件があり、その中で自分自身のさまざまな能力に気づき、成長のキッカケをつかんでいくのです。
 以前ある小学校の児童に職場体験を実施したことがあります。初めは大きな声であいさつができなかった児童が、隣に居る友達が大きな声で元気よくあいさつをしている姿を見て「負けられない。私も頑張ってみようと思ったら、大きな声が出せました」という感想がありました。
 この体験で自信をつけた子どもの例にあるように「育てる活動」は学習時間量に比例せず、教師の一言や与えられた環境によって本人が気づき伸びる能力です。
 現在の教育現場では大学受験や資格制度が重視される傾向にありますが、企業が求めている人材はやる気や創造力、コミュニケーション力の高い人材であるように思えます。これらの目標を達成するためには「教える活動」と「育てる活動」のバランスが重要です。その「育てる活動」においては、子どもが気づくための「場の提供」と体験のための「環境整備」が教師や社会の大人たちの重要な役割だと思います。
 そして「育てる活動」においては、子どもの生活空間(家族・学校を含む社会)全体が教育現場となり、子どもに接するすべての人がその教師になり得ます。今、二年目に突入しようとしている沖縄のキャリア教育では、社会全体の人々の理解と、参加協力を得ることに重点をおいて進めています。

キャリア教育カリキュラムデザイナー 上原由香

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